椿落つ飛び石は師の歩幅にて

椿落つ飛び石は師の歩幅にて

 

長崎時代、我が家の庭を茶庭に作り替えるとき、飛び石の歩幅が如何にも上手くいかない。そこで高齢の先生に来ていただき、その先生の歩幅に合わせて石を配置したところ、これがぴったりの形になりました。枝折戸から水琴窟の蹲まできれいな線が出来ました。

その頃の若い私たちの歩幅では上手く出来なかったかも、其の後茶会を催したのは言うまでもありません。

その時当然料理方の私が、茶碗を阻喪し皆を驚かせたのが最後の落ちでした。