2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

寺町の昆布屋に羅臼入荷札

寺町の昆布屋に羅臼入荷札 私が住んでいた、長崎の諏訪町は寺町の隣である。 そして反対隣は、【中通り商店街】で専門店ばかりの通りである。その中に、昆布専門店がある。 この店は本当に昆布だけであり、色んな種類の昆布、加工昆布などある。 夏の終わり…

椿落つ飛び石は師の歩幅にて

椿落つ飛び石は師の歩幅にて 長崎時代、我が家の庭を茶庭に作り替えるとき、飛び石の歩幅が如何にも上手くいかない。そこで高齢の先生に来ていただき、その先生の歩幅に合わせて石を配置したところ、これがぴったりの形になりました。枝折戸から水琴窟の蹲ま…

寺町の昆布屋に羅臼入荷札

寺町の昆布屋に羅臼入荷札 私が住んでいた、長崎の諏訪町は寺町の隣である。 そして反対隣は、【中通り商店街】で専門店ばかりの通りである。その中に、昆布専門店がある。 この店は本当に昆布だけであり、色んな種類の昆布、加工昆布などある。 夏の終わり…

鰻来るらし金串も研いで待つ

鰻来るらし金串も研いで待つ 鰻を釣ったものの、捌けないらしい。持ってくるとの電話。 来るのはありがたいが長く使っていない金串も手入れしないとうまく刺さらない。二本三本ではない。大変だ。私は鰻をっ開くのに専用の包丁ではなく、小出刃を使うこの包…

藪椿仕覆開くごと雌蕊出づ

藪椿仕覆開くごと雌蕊出づ 長崎の五島は椿で有名な列島である、特に【玉之浦】という品種は特に有名である。そして又、特産品に椿油がある。 我が家も茶花として椿を植えている。 その花の、蕾の時は茶入れを包む仕覆の様な形ですが、だんだん開いてくると仕…

彼岸潮轟音立つる朝日かな

彼岸潮轟音立つる朝日かな 長崎の西彼、西海橋では大潮の時期、観潮会がある。 西海橋のある大村湾は、海水の出入りがこの橋の下一か所だけである。そのため大潮の潮の満ち引きの時は湾の内外では大きな高低差がある、そこを狭い湾の入り口を物凄い勢いで潮…

杉若葉いざ登らんと勢溜り

二十年程前福岡の英彦山神社へ仲間と吟行に行った時の句です。 登り口まで行って一息ついてると立札ががあり、「勢溜り」とある。横にある説明文を見ると、 【ここに来るまでの間に汗や埃にまみれ、服装も乱れているでしょう。ここで暫く服装を整え、汗を拭…

鐘霞む飛鳥瓦に苧麻地痕

昔法隆寺で庭の散策中に花壇の中に瓦のはへんを見つけた。 拾ってみると飛鳥瓦である。 多分大改修の折落としたものであろう、 以前に西岡常一氏の著書を読んでいた。 瓦の裏に苧麻の跡が今窯から出したばかりのように鮮明な痕である。 当時の陶磁器職人は今…

鐘霞む飛鳥瓦に苧麻地痕

昔法隆寺で庭の散策中に花壇の中に瓦のはへんを見つけた。 拾ってみると飛鳥瓦である。 多分大改修の折落としたものであろう、 以前に西岡常一氏の著書を読んでいた。 瓦の裏に苧麻の跡が今窯から出したばかりのように鮮明な痕である。 当時の陶磁器職人は今…

鐘霞む飛鳥瓦に苧麻地痕

昔法隆寺で庭の散策中に花壇の中に瓦のはへんを見つけた。 拾ってみると飛鳥瓦である。 多分大改修の折落としたものであろう、 以前に西岡常一氏の著書を読んでいた。 瓦の裏に苧麻の跡が今窯から出したばかりのように鮮明な痕である。 当時の陶磁器職人は今…